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小林よしのり
2024.1.7 09:49日々の出来事

女の優しさについて老人目線で考える。

総合pちぇぶはよく食べる。
あっという間に自分の皿を平らげて、わしが食べ残して
いる皿と交換して食べてしまう。
食べ残す罪悪感を感じなくて済むから非常にありがたい。

まるでギャル曽根みたいに食うとからかうと、「よしりんは
ジジイだから、小食すぎてそう見えるだけ」と悪態をつく。
ちぇぶは悪態や暴言が得意だから、常に「おまえは~~~」
と叱ってしまい、つい「おまえ呼ばわり」をしてしまうが、
これはヒステリック・フェミから男尊女卑と非難されかねない
から、改めなければならない。

でも妻と秘書は「おまえ」と呼ぶのが慣習になっているから、
もう改めるのは無理だ。

わしの妻と外出すると、わしのことを全く振り返らずに
ズンズン歩いて、やがて後ろ姿が見えなくなるが、
ちぇぶは常にわしの横を歩いて、「そこに階段がある」、
「そこ手すりを持って」と、わしの足元に注意を払って
くれる。

わしは緑内障になって、足元が見えにくいから、階段が
苦手だ。踏み外して落ちてしまう恐れがある。
ちぇぶは老人介護が上手いのかもしれない。

秘書みなはオタクで社交性はないが、家に閉じこもって、
実直に仕事をやってくれる。
わしを外出させるような優しさはないが、掃除が好き
だから、介護は出来るかもしれない。

女の優しさは分からないものだ。
女の本当の優しさは老人への配慮で判明するのではないか?
まあ、今のわしの都合で考える優しさだが。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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